ここ数日来、日本各地で梅雨末期の豪雨が続き、各地で大きな被害が発生している。この3月まで居た長野県においては天竜川が決壊。R19と伊那木曽連絡道路が通行止めになり木曽地域が孤立したり、岡谷市でも土石流が発生したりしている。その他、日本各地でも大きな災害が発生している。その全ての被災された方にまずはお見舞い申し上げると共に、現在行方不明になっておられる方が一刻も早く見つかることを祈念して止まない。

 さて、今回の豪雨災害。日本では当然ながら各行政機関は最大限の努力を尽くしている。国土の多くが山岳地帯であり脆弱な土質が多い我が国においては「防災」が国民の生命財産を守るためにも重要であるのは言うまでもない。そのために「手抜き工事」は決して許されることではないが・・・。

【集中豪雨】手抜き工事で堤防が決壊か

 ソウル市永登浦区楊坪洞一帯に水害をもたらした安養川の堤防決壊は、同川を横断する地下鉄の建設のために堤防をいったん壊して復元する際、堤防の方向に沿って打ち込んだシートパイル(鋼矢板)に問題があり、また堤防を固める過程でも手抜きがあったためだとの指摘が出ている。
 ソウル市と堤防施工会社のサムスン物産(建設部門)は17日、「堤防決壊の第一次的な原因は、河川の急激な増水によって、堤防の表面に“洗掘現象”が発生したためだ」と発表した。洗掘現象とは、水流によって河岸や川底の土が削り取られることをいう。ソウル市は問題が発生した地点が具体的にどこなのかについてはまだ分かっていないとしている。ただ、堤防の一部を補強するために設置した、通常「保安ブロック」と呼ばれるコンクリートブロックのすき間に水が入り込み、これが堤防の強度を弱めて決壊につながっていったのではないかと推測している。これは常識的に理解できる唯一の解釈でもある。結局のところ、コンクリートブロックで堤防を覆う過程や、堤防内部を固める過程に手抜きがあったということになる。
 しかしこれだけでは、安養川の水が市街地に流れ込んだ理由の説明にはなっていない。「シートパイル」(鋼矢板)というもう一つの防御壁があるためだ。施工会社は堤防を復元するまでの間、大雨による河川の増水に備え、堤防と並行に計33メートルのシートパイルを打ち込んでいた。シートパイルは幅50㎝の鋼板で、すき間なく打ちこめば浸水しにくくなる。
 ところが、安養川の氾濫(はんらん)を目撃した人々の話では、「鋼板が(川に沿って)延々と打ち込まれていたが、1、2か所すき間があり、そこを通じて水が楊坪洞に流れ込んでいった」という。これはシートパイルをすき間なく打ち込まなかったか、高さが一定でなかったか、あるいはシートパイルをすき間なく打ち込んだものの、1、2枚が水圧に耐えられずに流されたといった問題があったことを示すものだ。結局、「最後の守り」になるべきシートパイルの打ち込みにも手抜きがあったということになる。  一方、今回の水害により、これまでさまざまな理由で繰り返し延期されてきた地下鉄9号線(第一段階:金浦空港-高速ターミナル間)の開業はさらに最低3カ月以上遅れることになった。氾濫した安養川の水が工事中の地下鉄の1.2㎞の区間で浸水したためだ。施工会社側では「水を抜き取るのに十日ほどかかり、その後もトンネルの壁や床など構造物全体に変形が生じていないかなどを点検し補修するのに時間がかかる」としている。9号線は来年末の開業を目指して着工したが、現段階では開業予定時期は2008年12月に延期されている。さらに今回の水害で、開業時期は早くて2009年上半期頃に開業がずれこむものとみられる。

--------------------以上引用-------------------

 これがホントに「手抜き工事」の結果とすれば、ちょっち酷すぎ!ここの現場責任者はCivilEngineer(土木技術者)とはとても言えるものではないな!
 もっともあちらのお国では、聖水大橋事件とかパラオのKBブリッジの件もあるからこれも「ウリナラクオリティ」ってヤツかもしれん(藁

 けど日本も嗤ってばかり言えない現実がある。マスゴミどもは公共工事の落札率が90%程度だとすぐに「談合だ!」と喚き散らして、「安価な方がよりよい」=「安いことが正義」だという風潮が蔓延している。
 当然ながら税金を使う「公共事業」にあって「無駄遣い」は厳に慎むべきである。さりながら一部で実際に起きている「落札率60%以下」という現象はあまりにも行き過ぎである。当然落札した企業も「儲け」など出ようはずが無い。それではどうするか。下請け作業員の給料を下げるか材料の品質を落としたりして「手抜き」をするしかないではないか!そうして出来上がった「公共施設」がどうなるか、シンドラーエレベーター事件がよく示しているのではないのか。

 今一度「公共設備」は「価格」onlyではなく「技術」で評価すべきと認識して欲しいものである。
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2006.07.19 Wed l 唖然 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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