日本によってDNA鑑定した末に、北鮮により拉致された高校生(当時)と分かった横田めぐみさんの「夫」の金英男氏。その家族との面談が28年ぶりに北鮮の配慮とやらにより実現し、今日韓国人記者との会見があった。しかし専制国家北鮮において自由な発言など出来ようはずが無し。想像通り北鮮の政治的プロパガンダの垂れ流しになったようである。 

北朝鮮拉致被害者・金英男さん記者会見、一問一答

 北朝鮮拉致被害者の金英男(キム・ヨンナム)さんは、南北離散家族面会行事2日目を迎えた29日、金剛山ホテルで記者会見を開いた。
 以下は一問一答。

 ―北朝鮮ではどのような暮らしをしてきたか。

 「大学にも通い、現在は重要な職責で働いている。家内は党学校で学んでいる。家内の両親は平壌市人民委員会の副委員長で、事業をしている」

 ―今の仕事を具体的に説明すると。

 「統一部門関連事業をしている。ここでは統一事業への関心が高く、特殊部門と呼んでいる」

 ―どのようにして北朝鮮に渡ったのか。

 「1978年8月5日、夏休みを利用して友人らと仙遊島海水浴場に遊びに行った。先輩2人が女性に貸した録音機を返してもらってくるよう言い、暴力をはたらいた。言う通りにしなければさらに殴られるかと思い、一時身を隠そうと海辺の小さい船に隠れた。少し漕ぎ出して安心し横になっているうちに眠ってしまった。目を開けると島も海水浴場の灯りも見えなかった。死ぬのかと思ったが、遠くないところに1隻の船が通ったので助けを求めた。船にいた人々に状況を説明したところ、島に戻るのは難しいので一緒に行こうといわれた。後になって北朝鮮の船だと分かり、南浦港に着いた。北朝鮮だと聞いて、怖くて心配になった」

 ―その後どうしたのか。

 「最初の数日は眠れず食欲もなかった。徐々に北朝鮮の人たちの親切さに触れ、心も落ち着いた。あちこち見て回るうちに北朝鮮に対する認識が変わり始めた。韓国に戻っても生活は苦しく、悩んだ末にここで少し勉強をしてから戻ればいいと思い、歳月が流れ28年が経った」

 ―ヘギョンさんと横田めぐみさんについては。

 「86年初めにめぐみから日本語を学ぶうちに親しくなり、86年8月に結婚した。娘が生まれ、3年間幸せに暮らしたが、めぐみに病気の症状がみられるようになった。出産後の健康管理が行き届かなかったこともあり病状が悪化し、うつ病を患い精神的に問題が生じるようになった。不幸にも回復がならず、94年に死亡した」

 ―めぐみさんの遺骨を日本に渡したが。

 「2004年11月に平壌で日本政府代表団に会ったとき、めぐみの問題について具体的に説明した。たっての願いで遺骨を渡した。当時日本側の団長は遺骨を受け取り、私から直接受け取ったとめぐみの両親に責任を持って伝え、公表はしないと自筆の確認書を残した。しかし遺骨はあちこちに分けられ鑑定まで行われ、偽者だという稚拙で幼稚な主張が始まった。夫である私とめぐみに対する冒涜(ぼうとく)であり、耐え難い人権じゅうりんだ」

 ―めぐみさんの死亡日と死亡理由は

 「94年4月13日だ。独身時代から患っており、幼い頃事故に遭い脳にけがをした記憶があると話していた。よく頭が痛いと言っており、なかなか治らなかった。妻として母として、家庭生活を営むことができない状態になり、専門病院に入院したが、治療の甲斐がなかった」

 ―めぐみさんは自殺したというが。

 「うつ病による統合失調症だったが、好転したときに自殺を図ることが多いと聞く。何度かそういうことがあった。具体的な内容や方法は言わないが、結局、病院で自殺した」

 ―めぐみさんの両親が、ヘギョンさんを日本に帰して欲しいと言っているが。

 「ヘギョンはめぐみの娘であり、私の娘だ。要求自体が私としては納得しがたい。日本当局の姿勢を見ても行かせたいと思えないし、本人も行かないと言っている」

 ―名前については。

 「韓国にも特殊事業を行う機関があるというが、携わる人は対外的には違う名前を名乗っているのでは。名前の公開は私生活の部分であり、本名が知られるといいことよりも悪いことのほうが多いため、異なる名前を名乗った。

 ―静かに暮らしたいと言うが、日本側の関心についてどう思うか。

 「良い面からの関心なら嬉しい。しかし、党と国の配慮でここまで成長した者として、自分の問題で北朝鮮にとっての害となる関心ならば必要ない」

 ―出身大学はどこなのか。

 「金星政治大学だ」

 ―78年の失踪について、仙遊島に上陸して連れ去ったという証言もあるが。

 「私の話したことが事実だ。他の証言は関係ない」

 ―故郷を訪問してみたいか

 「故郷への思い出や郷愁、行ってみたいという思いはある。しかし、今南北間が置かれた状況から考えると、まだその時期ではないとうだ。今後機会が作られれば行くつもりだ」

--------------------以上引用-------------------

 まぁ、この内容自体は「お約束」というか予想通りというか別に驚きもせんが、これからの問題はこれを期に飯嶋酋長率いる韓国政府及び韓国世論が「拉致問題」について幕引きに掛かるのではないかという疑念だ。
 もっとも以前より韓国政府及び世論は拉致問題に対し冷淡であり続けたし、韓国側の拉致被害者家族団体「拉北者家族の会」の崔成竜代表とやらは「日本が拉致問題を政治化することに大きく失望した」とか抜かす始末である。「拉致問題」って100%政治問題だと思うんですけどね~。
 まっ、日本としては特亜以外の世界各国と協力して拉致被害者全ての救出を目指して行動していくだけでしょうよ!
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2006.06.29 Thu l 外交問題とか l コメント (0) トラックバック (6) l top

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もう予想の範囲内の回答にあきれるばかりであります。 キム・ヨンナム氏の会見が先ほ
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